別居をする時一番手っ取り早い方法が実家に戻る!とい選択ですよね。
実家が近くにある人は経済的にも精神的にも救われる部分があります。でも心配なのは実家に戻ると別居の際の婚姻費用(生活費)は減額されるの?というのが一番心配です。
実家に戻ったときの相場、気になります。それよりそもそももらえるの?
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別居しようと決心がついたのも実家が近いから・・という人も多いのかもしれません。一から住む場所を決める所からスタートするよりは経済的にも、精神的にも救われる部分がある!というのが本音でしょうし、実家に戻らないと生活ができないという現実があるのかもしれません。
実家があると助かるというのが正直な所なのかもしれませんが、実家に住むと婚姻費用(生活費)は請求できるのでしょうか?
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別居先が実家!の理由
当然別居は夫婦の問題ですが、子供や親も当然関わってくる大きな問題です。
最近は「何かあったら子供を連れて帰っておいで」という親が多いと聞きますが、親はいつまでたっても子供の事が心配なのです。帰ってくればいいよと言われるとついつい甘えたくもなりますよね。
又、経済的な理由から実家に帰らざるを得ない人もいます。専業主婦だったり、パート勤めだったりすると、自分一人の収入では到底生活できないからです。
そのための婚姻費用(生活費)なのですが、少なくても今まで通りの生活レベルを確保できるかというと、現実は厳しいと言う人も多いと思います。
経済的な理由から実家に戻る選択をする人も多いのでは?
実家に戻ると生活費の相場って変わる?
妻は、実家に戻ると婚姻費用(生活費)は減額されてしまわないの?と不安になり
夫は、実家に身を寄せていて住宅費用や生活費もかからないのだから、支払う必要があるのか?または減額してもいいんじゃないのか?と納得がいかないという事も。
しかし、実家に戻るからと言って婚姻費用(生活費)が減額されることはありません。例え実家に戻ったとしても、親の世帯に人が増えるわけです。人が増える事で光熱費や食費等は否応なしにかかるわけです。それが婚姻費用(生活費)として当てられる事になります。
だから実家に戻っても、基本婚姻費用はもらえます。
相場はいくら?
話し合いで別居をした時、だいたいの相場はいくらになるのか知っておくことは、大切です。後になって、少なかった!払いすぎた!と言っても遅いですからね。
そんな時は国が定めた算定表を参考にしてみるといいですよ。この表には子供の養育費と、婚姻費用の相場が書かれています。調停や裁判ならなった時にはこの算定表を元にしているようです。
引用
今回は婚姻費用の所を参考にして下さい。算定表の見方は、始めに
- 子供がいない
- 子供がいる(0~14歳)
- 子供がいる(15~19歳)
を見ます。子供がいるいない、又子供の年齢によっで婚姻費用が変わります。
そして次に婚姻費用を支払う義務者、婚姻費用を受け取る権利者の収入が必要です。この時の収入とは、
給与所得者の場合は「源泉徴収票の支払金額」(控除前の金額)、又自営業の場合は「確定申告の課税される所得金額」が対象となります。
その金額を表で探すとだいたいの相場がわかります。
例えば5歳の子供が1人で夫の年収が730万、妻の年収が200万の場合、その交わる所が相場となり、この場合は10万から12万の支払いが相場となります。
あくまで相場です。調停や裁判になった時に基準となる金額です。それに基づき支払い金額を決める事になります。どちらに原因や不貞があったのか?なども考慮されることになるようです。
別居の費用がいつまでもらえるか気になる方はこちらから
実家に戻るメリット、デメリット
別居をして実家に帰る妻が多いようですが、実家と言っても楽な事ばかりではありませんよね。もちろん、いい事もあります。
メリット
- とりあえず、今すぐに現金がなくても住むところには困らない
- 光熱費などの負担もないか、少なくてすむ
- 子供がいる場合など、一人では大変な子育てを助けてくれる。
- 精神的に傷ついていても、家族がいる分救われる。
- 経済的に援助してもらえるなら、その間に仕事を探したり、自立への準備ができる
と言ったように甘えていいよ〜!と言ってくれる親ならそれはとてもありがたい事ですし、いくらかの負担をしても、全くいちから別居をするよりは経済的にも精神的にも助かります。
デメリット
- いくら親子と言えども別居となるとやはり肩身は狭いし気を遣う
- 親に生活費の負担をかけてしまう
- 親にもそれなりに気を遣わせてしまう
- 自由がきかない
など親子でも一旦外に出てしまうと、実家なのに居心地が悪いと感じたり、まして別居となると何となく後ろめたい気持ちになってしまい、心から落ち着けない!なんて事もあるのかもしれませんね。
まとめ
別居や離婚となると親は心配もしますよね。でもなるべく心配をかけたり、負担をかけたりはしたくないと思うあまり、もしかして1人で抱え込んだり、考えてしまう事も・・・
親への生活費の負担や、気を遣わせてしまう事などもそうですね。そんな時も婚姻費用(生活費)が支払われること、相場はいくらくらいなのかを知っていれば、そんな後ろめたさも少しは軽減されるのかもしません。
しかし現実は支払う相手、つまり夫との事なのです。夫は夫で実家に住んでいるなら生活費の支払いを減額してほしいと考えるのが当然です。
調停や裁判になれば第三者の立場で生活費の支払額も決まることになりますが、話し合いとなると、感情的には、払う方は少しでも少なく!と思います。
2人の話し合いがうまくできるなら、それに越したことはありませんが、あまりに理不尽に支払いを拒否するなら、調停や裁判など弁護士に相談してみるのがいいでしょう。その時もある程度の知識を持っていると感情的にならずにすむのかも。
何せ別居や離婚はあまり人には言えないデリケートな問題です。長期化すればするほど、心身ともに疲れてしまいます。
感情論とは別に、様々な法律があると言う事を忘れないで欲しいと思います。それと同時に、それが絶対とは限らない場合もあります。いつどんな状況になっても対応できるように、自立に向けて準備をしておく事も必要ですね。
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